ワークショップ3日目のこの日はゲオルグシューマン通りの手作り農園に行ってきました。案内して頂いたのは、手作り農園の創設メンバーのうちの一人であるフランチェスカさん。農園には木材で作った箱やパン屋さんからもらった箱を使ってたくさんの農作物が育てられていました。
ここで使う水は、基本的に雨水を貯めて使っているそうです。農園の横に建っている廃墟の雨樋を使って雨水を集めたりするなど、低コストで効率よく農園を運営している工夫がたくさんみられました。また、この農園では子どもたちと一緒にワークショップを行う場所としても使われているそうです。
今回、特に盛り上がったのは、「昆虫ホテル」でした。作物の受粉を促す虫たちを呼び集めるために作られたこの昆虫ホテルは、小さな穴に虫が入って巣を作るような仕掛けになっています。いろんな虫たちが集まるように、素材も様々なものを使って工夫しているみたいです。畑のためにもなり、子どもたちのための環境教育の場にもなり、すごく興味深いものでした。
後半は、みんなで農園に置くためのベンチを作りました。材料は、農園にあった廃材や、子どもたちがペイントした木材です。モビリティを重視したものという条件で、みんなで協力してベンチを3つ作りました。できあがりはこんな感じです。
ベンチを作ってくれたお礼にということで、農園の野菜を収穫させてもらいました。この野菜は後日調理してみんなで食べました。
(上野茅)