期間:2015年6月6日〜14日
開場時間:土日 14:00-18:00
場所:ライプツィヒ「日本の家」 Eisenbahnstr.113B, 04315 Leipzig
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2003年に大学を卒業して10年以上が過ぎました。
その間、周りの支えがあり、仕事をしながら絵を描き続けました。
絵は、生活の一部のように描いています。
しかし、発表するとなるとどのように相手に伝えるものなのか。
絵はコトバなのだろうか?
人其々の見方や考え方で自由に見て欲しいと思うと共に
私自身もそこから逃げて、
真摯に自分の作品と、自分と、相手と向き合ってきませんでした。
趣味で描いて、そこだけで満足して完結。
それでよいと思っていました。
そんなことから、5年近く展示をしてきませんでした。
自己満足の作品をどう相手に観てもらえるか
ということは難しいところです。
今回、このレジデンスに参加させて頂いたのも
再度多くの人に絵を見て貰いたいと思った事がきっかけでした。
作品の説明については相変わらずありませんが
ドイツに来て、その場、その場で多くのエネルギーを感じ、
刺激を受け、
直感と、感覚と、情動で一気呵成に描きました。
本当はもっともっと描きたい、
まだまだ描ききっていませんが、充実した3ヶ月でした。
そして今後の創作活動において、大きな力をもらったように思います。
最後にこのレジデンスには、陰での多くの
協力、支えがありました。
その方々に感謝を込めて。
2015年6月 齋藤 彩