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第3回 都市の「間」ワークショップは、「第6回リノベーションスクール@北九州 /公共空間活用コース」として、「風雲!小倉城〜公共空間の新しい活用の試み〜」を2014年3月15日〜23日に渡って開催いたします。
■公共空間活用コースとは?
公共空間がそれぞれ持つ固有の魅力を最大限に生かすための企画・運営を体験するコースです。今回のミッションは、北九州市内に復元された小倉城(指定管理物件)をコアに、その周辺の街が持つ人や物のポテンシャルも含めて活用しながら、市民の方々が街の歴史や文化に楽しく触れられる体験型の芸術祭「風雲!小倉城」を作り上げることです。街の人たちと触れ合いながら企画を練り、準備を行い、実際に芸術祭の運営も恊働で担います。また、「ハタラコクラス フォーラム」、「公共空間活用シンポジウム」という2つの公共空間の活用に関する座学も取り揃えています。今後皆さんの活動の大きな支援者・協力者になるであろう同じ志をもつ全国各地の方々との刺激的な出会いがあります。
<テーマ>都市空間への新たな想像力
小倉の街は今、とても大きなターニングポイントを迎えています。都市経済を引っ張ってきた重工業は失速し、商店街には空き家や空き地が目立つようになりました。西小倉駅前では戦前の町並みをクリアランスした再開発が途中で頓挫し、広大な空き地を車が疾走する風景が広がっています。小倉城は中世の「戦いの空間」、近代の「陸軍司令部」という軍事的な役割から「開放」され、平和な空間にはなりましたが、今ひとつ生々しい歴史とのつながりが見えにくくなってしまいました。アイデンティティが揺らいでいる小倉という都市をもう一度魅力的なものにするには、変化によって失ったものに思いを馳せると同時に、「失ったからこそ得たもの」を起点に都市空間への新たな想像力を働かせることが重要だと私たちは考えています。
■キーワード:都市の「間」
これまでの都市再生やまちづくりの文脈では、空き地や空き家は「空いていることが問題」であり、いかに借り手をつけて元通り「埋める」か、という事が至上命題とみなされてきました。しかし空き地や空き家という、都市空間の中にあって用途の定まっていない「空いた空間=都市の『間』」は、市民の自由な発想や活動を生み出す舞台ともなります。登記社団ライプツィヒ「日本の家」は、2012 年より「日独 地域再生ワークショップ 都市の『間』」を行い、ライプツィヒの衰退地域における都市の「間」の空間とそこで育まれる市民活動の分析・調査を行うと共に、これらを互いにネットワークさせ地域再生につなげる提案・実践を行ってきました。過去2回のワークショップの成果を踏まえ、今回は小倉の都市の「間」を分析調査し、その活用方法を提案した上で、その具体例として芸術祭を実践します。
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